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青と緑の湖が美しい!アゾレス諸島の中心「ポンタ・デルガダ」のサンミゲル島。

こんにちは、ドクターリトーです。今回の記事では、海外の島でも日本人に馴染みのないだろう離島について紹介したいと思います。大西洋に浮かぶ秘境・アゾレス諸島最大の島・サンミゲル島についてです。

 

⬛️アゾレス諸島とは?

 

 

wikipediaより

アゾレス諸島とは、ポルトガル共和国の一地方です。ポルトガル本土から西に約1000キロ離れた大西洋に浮かぶ島嶼群。

大西洋の島々ということで日本人には馴染みがほとんどないと思いますが、ヨーロッパ人にとっては気軽にいけるバカンス・アイランドのようなスポットであるようです。洋上にあるので、夏もそこまで暑くならず冬でも温暖で過ごしやすいところが魅力とか。

いわば、「ポルトガルの沖縄」のようなところなのかも知れません・・・笑

その中でもサンミゲル島は、アゾレス諸島最大の島にして、政治・経済の中心地です。

バナナのような形状の島で、面積は759平方キロなのでかなりの広さがあります。日本の離島と比較すると、奄美大島(712平方キロ)よりもやや大きいくらい。

人口は13万人、そのうち島の中心都市であり寄港地でもあった「ポンタ・デルガダ」に約7万人が集中しているようです。かなり規模が大きい離島であることが伝わるのではないでしょうか。

大西洋の真ん中よりにあることから、大航海時代には新大陸へと向かう中継地としても重宝されたようです。行くと、コロンブスのような気分になれますね(なれない?)。

 

⬛️サンミゲル島へ入港!

 

ジブラルタル海峡を船が抜けて、数日間に渡ってひたすら海原を進みました。

たとえ現代であっても、何もない海がひたすら続くのは、どこか不安な気持ちになるものです。コロンブスもこんな気分だったのかなあ。いや、新大陸があるとそもそも知らなかった訳だからこんなものではない。毎日冷や汗をかくような思いで航海をしたのだろうと想像したりしました。そんな航海が続く中、ふいに出現した島影がこちら。

 

 

これがサンミゲル島です!!  見た感じ、緑豊かな耕作地の多い田舎の島という感じ。とてものどかそうです。

 

 

最初は森と畑程度しか見えなかったのですが、やがて街の様子が見え始めました。

 

⬛️ポンタ・デルカタの街並み

 

 

船はポンタ・デルガダに無事着港しました。

こちらがポンタ・デルガダの街並み。それほど都会ではありませんが、上品で美しい街に傍目には見えます。雰囲気はリゾート地っぽいですね。

街をしばらく散策してみました。この街はサンミゲル島の中心都市でもありますが、観光の玄関口でもあります。こちら「ポルタス・ダ・シダーデ」というスポット。時計台が非常に美しいです。この島の歴史の連なりが伝わってくるようにも思います。

 

 

裏路地はこんな雰囲気です。諸外国では路上駐車が常識のようです。

 

⬛️島内観光ツアー。まずはパイナップル園へ

 

島での行動については当初何も考えていなかったのですが、8人くらい集まってワゴンをチャーターして島内観光ツアーに参加することに。結構値切ると安くなったので、勉強になりました。

 

 

最初に訪れたのは、「パイナップル園」。温暖な気候を利用したパイナップル栽培はサンミゲル島の主要産業の一つに数えられるほど、この島では重要な生産物であるそうです。

 

 

パイナップルというと、「パイナップルの木」から(マンゴーやバナナのように)成っている果物なのかと思いきや、完全に逆なのです。地面から花のように生えている実がパイナップル。いや、元は花だったのですが今は実になっています。

普段私たちがパイナップルを目にするのはスーパーマケットくらいだと思いますので、この栽培風景はとても珍しく感じられました。ビニールハウスの中は非常に高音多湿です。また除虫の為に、畑全体を煙でいぶしたりもしているようです。

 

 

パイナップル畑付近の近くでは、ジュースや果実などを購入もできます。ツアー会社と組んで利益を上げていく戦略でしょうね。

 

⬛️青と緑の火山湖

 

パイナップル畑を後にして、ひたすら島の郊外を走ります。

ポンタ・デルガダを離れると本当に田舎です。ちらほらと家屋は見かけますが、後は畑か森、原野。のどかな島です。

たどり着いたのは、サンミゲル島随一の絶景スポット。「青と緑の湖」です。サンミゲル島は火山島なので、カルデラも生まれ、そこに水がたまって湖になっています。

 

 

ここが有名なのは、「緑の湖」と「青の湖」が橋を境にして明瞭に分かれていることです。

ガイドの方の説明よると、この不思議な現象は藻の繁殖の多寡によって起きているのだとか。緑の湖の方が藻の繁殖が激しいんですね。

 

 

日本の摩周湖などでもそうですが、カルデラ湖とはとても神秘的な存在ですよね。

少し天候が崩れていたために霧がかかっていて、さらに幻想的になっています。自然の雄大さが伝わってくるスポットです。

 

 

6月だったからか、紫陽花が咲いていました。この紫陽花もサンミゲル島の美しさを引き立ててくれるように感じました。

地球の反対側でも、紫陽花の風貌はそれほど変わりません。

 

 

日本語も記された「世界人類が平和でありますように」の碑を見かけました。なぜサンミゲル島に・・・?

この謎の碑は日本でもたまに見かけるのですが、一体どこの団体が建てているのでしょうね? 特に普段はスルーしてしまうのですが、ここで見かけるとさすがに気になりました。

 

⬛️聖ニコラス教会

 

 

豊かな自然に囲まれた素敵な教会にも連れて行ってもらいました。聖ニコラス教会。サンミゲル島特有の白をベースにした建物と森が、マッチングしていてとても美しく感じられます。

 

 

聖堂内はこんな感じです。ポルトガルであるし、きっとカトリックでしょう。

 

 

心を落ち着かせてくれる愛らしい蝋燭たち。御供え用でしょう。

 

⬛️他の湖など

 

 

摩周湖と似た地形の湖。色はかなり異なりますが。どちらにしても神秘的です。

 

 

青と緑の湖以外にも、サンミゲル島にはカルデラ湖が豊富です。ハイキングに良さそうです。ほとりで弁当でも開きたいですね。

 

 

ここは京都の鴨川か?と一瞬錯覚するほどに鴨がくつろいでいました。

 

 

湿度が高いために、コケも繁茂していて美しいです。ここはガイドさんに教えてもらった秘密の場所です。

 

⬛️2つの島の「接着点」

 

 

サンミゲル島は、実はもともと一つの島だった訳でなく、火山活動の結果2つの島が連結して1つの連なりになったそうです。バナナというかブーメランのような地形をしているのは、それが理由であるようです。

ここはちょうど2つの島が「接着」したポイントだそうです。ゴルフ場のような草原が広がっていますが、ボコボコとした地形が続いているのは、かつての地盤変化の名残に違いありません。

サンミゲル島、ポンタ・デルガタの散策記はこのあたりにしようかと思います。まだまだ名所はあるのでしょうが、全てを回れた訳ではないので。

とにかくとても自然豊かで、時間の流れもゆっくりとしていて心癒される島です。まさに「秘島」という表現がふさわしい島。

大西洋にこんな素敵な島があることが知って良かったと心から思います。アクセスは大変だし、敢えて行こうとも普通は考えないと思いますが、サンミゲル島という島が地球の裏側にあるということだけでも知っておいてください。

 

離島ナビ

http://ritou-navi.com

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