キリコ祭りに白米千枚田、軍艦「見附島」。能登半島の魅力を探る!
こんにちは。今回の記事では、能登半島の各所スポット紹介をしていきます。能登半島は離島ではなく、「半島」なのですが、車で旅をしてみると、実に魅力あふれるスポットである事が分かりました。キリコ祭りに白米千枚田、無人島ですが、「能登の軍艦島」と呼ばれる見附島。愉しみに御覧ください。
■輪島キリコ会館
輪島といえば、私は訪れて初めて知ったのですが、「キリコ」という御祭りが有名だそう。
「キリコ」とは、写真に並ぶ「奉燈(ほうとう)」たち。大きさがうまく伝わるか分かりませんが、ビルの四階ほどの高さがあります。
キリコ祭りは江戸時代に発祥したお祭りだそうで、キリコは歴史が進むにつれて徐々に巨大化していったそうです。これらのキリコは比較的初期の代物。
こちらのキリコは、近年のものでしょう。相当高く、大きくなりましたね。上部の高台から墜落すると、大変な事になりそう。
キリコは裏表があるのですが、面の名号(?)とはまた別に表には素敵な絵画が描かれています。こちらの絵なんて、ちょっと青森のネブタと似ています。実はネブタとも関連性があるそうです。北国の祭り同士、近縁性があるのだそう。
会館にはスロープ階段が取り付けられていて、上の方からキリコたちを見下ろすこともできます。上から眺めるとまた雰囲気が違いますね。キリコは主に7月から10月、夏から秋にかけての開催されるそうです。現在は新型コロナで休止しているようですが、早く復活して欲しい限りです。コロナは祭り文化にも停滞をもたらしているんだなと思わされます。
■白米千枚田も寄ってみました。
能登半島には、「白米千枚田(しろよねせんまいだ)」という有名スポットもあります。日本の棚田百選にして、「世界農業遺産」にも登録された、価値ある場所です。
訪れたのは秋の中頃でしたので、稲は既に刈り取られていました。夏頃だったら、もう少し美しい風景が見られたでしょうか。
しかし見渡す限りの棚田。その向こうに広がる日本海の絶景は十分に素晴らしいものでした。
刈り取られた藁が干されています。まさに古き良き日本が残っています。春夏秋冬、また夕暮れなど時刻によっても趣が変わるところも魅力になっているようです。
■「能登の軍艦島」、見附島(みつけじま)
「能登の軍艦島」と称される、見附島にも足を運んでみました。こちらは能登半島の東側、珠洲の方にあります。
軍艦島といっても、廃墟ではなく、100パーセント天然の島です。もちろん無人島。
岩の道が渡してあり、島の近くまで歩けるようになっております。満潮近かった事もあり、私は途中で引き返しましたが。
近くで眺めると、迫力があります。白亜の断崖に、てっぺんに森が形成されている。不思議な風貌の島。
「恋人の聖地」にもなっているよう。鐘が可愛らしいですね。神奈川の江の島にも似たようなものが設置されていました。
■空海が「見つけた」島? 見附島の由来
見附島の説明板です。見附島は珪藻土の堆積岩で出来ているそう。珪藻土はかつての藻が化石化したもので、まさに生き物が作った島です。長年の風化や侵食を受けて、船の形になったそうです。
そして見附島の名の由来には、全国各地にその名を留める空海が関わっているよう。空海が布教に佐渡から能登に渡った際、初めに見つけたのがこの島だそう。まさに「見つけ」島。分かりやすいネーミングですね・・・笑
「みつけたろう」 まさに見附島をそのままキャラクター化したゆるキャラ(?)でしょうか。天気が良ければ、景色ももっと映えたのかな。
まだまだ名所の多い能登半島ですが、少しばかり紹介してみました。能登半島は過疎化が進んでいたり、近年大変なところですが、都市化が進んでいない分素朴な田舎らしさが残っている趣深いところです。私も何度も行ってみたいです。