自然地形のユニークな奥尻島!!鍋釣岩と宮津弁天宮、そしてホヤ岩。
こんにちは、ドクターリトーです!!今回の記事では、北海道から近い奥尻島(おくしりとう)について紹介したいと思います。
【奥尻島情報】
《アクセス》江差港、せたな港からハートランドフェリーに乗船(それぞれ2時間10分、1時間35分)。もしくは函館から飛行機で奥尻港へ(30分)。
《宿泊》民宿、旅館など。「旅の民宿 大須田」に宿泊しましたが、食事よかったです。
《食事》食堂あり、寿司屋など。試飲ができるワイナリー工場もあります!
◾️奥尻島で開かれた年次大会
先日奥尻島で行われた、日本島嶼学会の年次大会に、私も参加してきました。といっても研究者でもないので、オブザーバー参加にすぎないですが。
日本島嶼学会については昨年の五島大会で初めて参加しました!その時の記事もご覧ください!
http://ritou-navi.com/?p=662
全国の離島に関わっている方々や大学の先生たちと交流でき、非常に楽しかったですし、刺激になりました!!そして、私もできたら大学院に行って研究してみたいなと、考える機会となりました。
◾️風光明媚だった奥尻島
奥尻島、何はさておき、風光明媚で、自然地形のユニークな離島でした。奥尻島の自然地形について、これから紹介していきます!!
◾️奥尻島へのアクセス
奥尻島へのアクセス方法は、フェリーを使うか、それとも飛行機を使うかですね(奥尻島は空港のある離島です)。私としては、いつもながら、船でのアクセスをおすすめいたします。
北海道と奥尻島を繋ぐのは、ハートランドフェリーです(上の写真の船です)。
航路は2つあります。せたな港からアクセスする航路と、そして江差港からアクセスする航路。
私は行きはせたな港から島に向かう船、帰りは北海道の江差港に向かう船に乗りました。
詳しくはハートランドフェリーのHPをご覧ください
→http://www.heartlandferry.jp/okushiri/index.html
◾️日本海を渡る
色が濃くて力強い北の海を眺めながらの航海は、最高です!!
空にはカモメも飛んでいます。船に並走して後をつけてくるんですよ。エサをもらえると思っているのかもしれませんね(せたな港ではカモメのエサと称して、かっぱえびせんが販売されていました・・・笑)。
◾️なかなか大きな奥尻島
ちなみに奥尻島は、南北に細長い形をしています。そして面積は142平方キロと結構大きく、そして人口は約3000人。最盛期には1万人近くいたらしいです。面積、人口ともにかなり大きめの離島です。
◾️奥尻島のシンボル、鍋釣岩(なべつるいわ)
フェリーが着く奥尻港の近くにあるのが、奥尻島のシンボルとも言える、鍋釣岩(なべつるいわ)です。どうやったらこんな地形ができるのでしょうか。綺麗な輪っかの形をしています。
もともとはただ岩の塊で、それがどういうわけか真ん中だけ海食されてできたのだろうかと、私は思いました。実は昔はさらに美しいリング型だったのが、1993年に奥尻島を襲った津波で一部破壊されたのだそうです。それを受けて、少々補強工事をされたそうです。
◾️ホヤ岩
こちらは、ホヤ岩です。奥尻島とは反対の西側の海岸にあります。形がホヤの形に似ているからだそうな。
http://matome.naver.jp/odai/2142908390817960901
ホヤって何?・・・という人も多いと思いますが、海産動物です。
上の写真のようなグロテスクな形をしていますが、刺身にするとおいしかったりします(私は島で食べてみましたが、甘みがあって美味しかったですよ)。触ってみると、表面はプニプニしていて、不思議な感触です。
この興味深い生物ホヤ、北海道の海には多く暮らしているそうです。
◾️元アイヌの聖地に建てられた、宮津弁天宮
また忘れてはならないのが、宮津弁天宮。
宮津弁天宮は奥尻島の北東部にありますが、突き出した岬に作られています。
もともとは、アイヌの聖地だったらしいですね。和人がやってきてから後、1831年に大漁祈願のために弁天宮が祀られました。
真っ赤な社が特徴的です。社へと辿り着くには、いったん坂を降りて、再び急な階段を登っていかなくてはなりません。
それにしても、海と岬と社のコントラストが見事です!! 絶景なり。
弁天宮は、江ノ島にも祀られている神様ですが、女性の神様です。
かなり嫉妬深くて、美人を寄せ付けないとされています。どうなんでしょうか・・・笑
近くで眺めると、さらにインパクトがある社です。行ってみてください。
◾️可憐な高山植物
宮津弁天宮の近くでは、北海道最北の利尻島や礼文島でよくみかけるのと同じ高山植物の類も見つけることができました。9月頃だからか、あちこちに可憐な花々が咲いていました。
◾️民宿「大須田」はとても食事が豪華だった
そして宮津弁天宮のすぐそばにある民宿が、「大須田」です。私はこの宿で一泊しました。
漁師の方が経営されている宿で、毎日イキのいい海産物が食べられます。朝食では、獲れたてのイカで、イカそうめんを出していただきました。非常に良い宿なので、是非泊まってみてください!!
◾️カブト岩
こちらの岩も、面白い形をしています。カブト岩、と言います。アイヌ民族の酋長の顔にも似ているとか。確かに言われてみれば、そんな風に見えてきます。
◾️透明度の高い海
こちらは、奥尻島の海です!! 非常に透明度が高いのが、わかるでしょうか?
ガイドの人の話によると、この透明度は、沖縄の離島に匹敵するほど高いのだそうです。
北海道の海の中で、一番海は美しいのは、この奥尻周辺だそうです!! ダイビングにも適しているとか。
◾️奥尻島のマスコット、うにまる
そして、奥尻島のゆるキャラ、うにまる!!
シンプルな姿ながらよくできたマスコットです。フェリーが島を出発する前にどこからか港に現れて、見送ってくれます。
写真撮影にもこころよく応じてくれますよ!!
◾️水平線に沈む太陽は絶景だった
フェリーが江差港に着くのは夕方なので、夕日が沈む光景を天気が良いとみることができます。大海原に落ちる太陽を海の上から眺める機会は珍しいと思います。本当に美しい光景でした。絶景!!
奥尻島、とにかく自然風景が美しい島ですので、是非訪れてくださいませ!!