絶景!!川端康成「伊豆の踊り子」の舞台、伊豆大島の波浮(はぶ)港。
こんにちは、ドクターリトーです。
今回の記事では、伊豆諸島の伊豆大島(いずおおしま)の港、波浮港(はぶこう)について扱いたいと思います。
◾️波浮港(はぶこう)
こちらが、波浮港。「はぶ」と呼びます。珍しい地名ですね。
写真は展望台から撮ったものですが、ここからだと波浮港全体が見渡せます。小さな昔ながらの家々が並ぶ、非常に美しい港です。
http://www.town.oshima.tokyo.jp/highlight/habu-harbor.html
空から眺めると、こんな風に見えるそうです。なんとも不思議な地形です。
◾️津波でできた入江
もともとここは入り江ではなく、火山の噴火口に水がたまった地形でした。当時は波浮の池と呼ばれる、単なる池だったのです。
しかし1703年の元禄大地震の時に押し寄せた津波によって、池が決壊して海とつながり、入り江となったのです。丸みを帯びた独特な入り江の成立には、そういう理由があるようです。入り江となった地形を生かし、波浮港として活用されるようになったのでした。
◾️伊豆の踊子の舞台
波浮港は、明治時代から文化人や貴人などが多く訪れる、人気スポットでした。
川端康成の「伊豆の踊り子」にも、波浮港は取り上げられています。伊豆踊り子、私は流し読みした程度なのですが。
伊豆踊り子の登場人物、踊り子の少女は、伊豆大島の波浮港に普段は暮らしています。そこで港を訪れる客に対して、演芸を見せたり接待をして生活の糧としていたという設定です。
主人公の青年と出会ったのは、伊豆半島の天城ですが、背景として伊豆大島も登場するのですね。
◾️伊豆半島の踊り子スポット
実は私、伊豆半島の天城にも行ったことがあります。こちらも非常に美しい土地でした。浄蓮の滝という、非常に美しいスポットがあります。
川端康成の像が設置してあったり。
主人公と踊り子もいました。
◾️天城トンネル
こちらは、天城トンネル。中はひんやりとした空気が漂い、趣があります。
距離的にも近いですし、伊豆半島の熱海から大島へと向けて、ジェットフォイルも運行していますので、伊豆の踊り子つながりで、伊豆半島と伊豆大島、両方合わせて観光してみるのも面白いかと思います。