沖永良部島が舞台!!古典的ドキュメンタリー映画「エラブの海」
こんにちは、ドクターリトーです。
今回の記事では、沖永良部島(おきのえらぶじま)でロケが行われた古典的ドキュメンタリー映画、「エラブの海」について取り上げてみたいと思います。
◾️エラブの海
「エラブの海」が製作されたのは、1960年。50年以上も昔のことです。
この映画は沖永良部島でロケが行われ、島の名前も「エラブ」なのですが、映画の設定上は舞台は沖永良部島ではなく、日本の南の端にある架空の群島が「エラブ」だそうな。なんとも紛らわしいことです。
小さな島エラブには、人が四人しか住んでいません。老人とその二人の娘(海女)、そして孫の男の子。日本ではエラブでしか作れないとされる、特殊な真珠の養殖を生業にしています。
◾️日本初の水中カメラ撮影
この映画の良さの一つは、日本初の水中カメラ撮影が取り入れられたところです。
今でこそ当たり前になっていますが、1960年代においては水中カメラはとても珍しく価値のあるものでした。
群れで泳ぐ魚たち、明るい太陽。非常に美しい映像が続きます。実はこの映画、ストーリー性はあまりないです。沖永良部島の自然風景を楽しむのがこの映画の鑑賞法だと思います。ドキュメンタリー映画なので、映像だけで、十分に価値があります。
◾️なんと、プロの海女さんが出演
自然風景と並んで、娘たち二人の真珠養殖の作業情景も描かれています。実際に活躍している北陸地方の海女さんが出演してくださっているようです。
本物の海女さんだけあって、動きがやはりプロです。このあたりは実際に映画をご覧になれば分かると思います。
この男の子が出てくるシーンが多いです。本当にかわいいです。実は「エラブの海」は、この男の子がウミガメの卵を手にいれるシーンから始まります。実際の沖永良部島にも、ウミガメが産卵にやってきます。
◾️「エラブ」とは海蛇のこともさす?
また「エラブ」とは、海蛇のことをさしていう言葉でもあります。この作品にも海蛇は登場するので、エラブとは、沖永良部島の「エラブ」と、海蛇の「エラブ」をかけてあるのかも知れません。
◾️エラブの海、観てみましょう!
エラブの海。是非一度ご覧ください。奄美の離島の雰囲気が、非常によく伝わると思います。私は少し奮発して、中古品を買ってみました。
http://tsutaya.tsite.jp/item/movie/PTA0000848AF
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