海際に作られた志木那島診療所セット。テレビドラマDr.コトーのロケ地。:与那国島
こんにちは。ドクターリトーです。今回の記事では、与那国島の一大スポット。Dr.コトー、志木那島(しきなじま)診療所について取り上げたいと思います。
【与那国島】
《アクセス》石垣空港から飛行機で数十分。または石垣港からフェリーで4時間(週2便の上に、かなり揺れるらしいので大変みたいです)。
《宿泊》民宿多数あり。私は素泊まりの「おじいの宿」に泊まりました。
《食事》スーパーもありますし、食事処にはあまり不自由ないと思われます。沖縄だけあって居酒屋も多し。
◾️ドクターコトー、ロケ地の島
ご存知だとは思いますが、「Dr.コトー診療所」は、10年ほど昔フジテレビで放送されたテレビドラマです。志木那島という架空の離島における、若き医師五島健介と島民との交流を描いたドラマです。
私がこのブログで名乗っている「ドクターリトー」も、Dr.コトーに由来していまして、そういう意味でも思い入れの深いドラマではあります。
志木那島は架空の離島ではありますが、ロケ地として使われているのは、実在する与那国島。そして与那国島のほぼ中部に位置する比川という集落にあります。
◾️志木那島診療所
こちらが、志木那島診療所。
ドラマで見覚えのある方も多いのではないでしょうか。年季の入った建物に見えますが、ドラマ撮影のために新たに作られた建物であり、敢えて古びた様相に見せかけているようです。そう考えるととても労力のかけられた施設のように思われてきます。
すぐ近くには、浜辺と海が広がります。実に海に近い好立地。
診療所は、中に入って見学することができます。入場料は300円。人がいないことが多いようなので、受付にお金を置いておきましょう。
◾️手術とかはごめんこうむりたい「病院」
診療所の中には、色々と珍しいものがあります。これは定期健康診断の張り紙。
いかにも本物らしい仕様です。
◾️ヤシガニラーメン
「ヤシガニラーメン」。ドラマでも登場した架空のブランドです。
こちらは診療室。(建物はまだそれなりに新しいはずなのに)やけに使い込まれた仕様です。
ここには白衣が置いてあって、医者にコスプレすることができます。私もしてみましたが、ヤブ医者になったような感じがして、若干恥ずかしかったです。
◾️垂れ幕と自転車
旗の下に置いてあるのは、コトー先生が使っていた自転車(?)
吉岡秀隆の似顔絵です。
ホラーものに出てきそうなベッド。あまりこの上に寝たくはないです。
ドラマでも使われた手術室。実際に訪れてみて分かったのですが、ここで手術をするとか、本当にありえないと思いました笑
そして中はどうなっているのかと思い、扉を開けてみると・・・ただの物置でした。
与那国島には、ここ志木那島診療所だけではなく、Dr.コトーのロケに使われたスポットが多くあります。
◾️漁協の建物
ここ与那国島漁業協同組合とか。かなり多く使われていたように思います。ドラマを見た後、ロケ地巡りをしてみると楽しいかと思います。
◾️舞台が与那国島だったからこそ魅力的になった、ドクターコトー
Dr.コトーのロケ地を与那国島にしたのは正解だと思いました。与那国島は八重山諸島の中でも孤島であり、まさに「コトー」にぴったり。
自然風景においても、文化的にも独自性に非常に富んだ島でもあり、(ドラマになる前は今よりも)知名度も低いため、「どこかにある辺鄙な離島」という設定にもふさわしいです。亜熱帯の離島である与那国島は、日本離れした場所であり、辺境ぶりが際立っており、本土から遠い異世界という感じもよく演出されています。
もしドラマのロケ地が東京から近い伊豆諸島の離島だったとしたなら(御蔵島とか青ヶ島とか)、かなりテイストに違う作品になったか、これほど名作にははならなかったような気がします。
そういう意味でも、Dr.コトーの魅力とは、与那国島の魅力と言えるのかも知れません。