眺めるだけで楽しい!シルエットの美しい離島たち。
こんにちは。ドクターリトーです。
今回の記事では、離島のシルエット、海上からながめた姿について特集したいと思います。少々変わった切り口です。
◾️シルエットの美しい島は嬉しい!
フェリーや高速船に乗って島に向かっていくと、当然行く手に島が近づいてくるわけですが、やはりシルエットの美しい離島には、期待感が膨らみます。
早く着きたいなーと思ってしまうものです。「人は見た目が9割」なんていいますが、フェリーに乗っている最中には、とりあえず「島も見た目が9割」かも知れません。
そして、島旅を続けていると、時折とてもシルエットの美しい離島に出会うことがあります。私が今まで出会ったシルエットの美しい離島についていくらか取り上げたいと思います。
◾️御蔵島
こちらはどこの島か分かるでしょうか? これは、伊豆諸島の御蔵島(みくらじま)。
饅頭のようにふっくらと海からそびえる離島です。自然が豊かな様がうかがえます。御蔵島は水不足になりがちな伊豆諸島の中では、水資源に恵まれた離島で、島内にはスダジイの雄大な森が広がっています。
◾️八丈小島
こちらは、八丈小島(はちじょうこじま)。伊豆諸島の八丈島からほど近いところに浮かんでいます。
かつては人が住んでいましたが、現在は無人島。見事な火山島で、形もミニ富士山のよう。宝でも埋まっていそうな感じです。
こちらも八丈島の少し小高いところから見る八丈小島。夕暮れ時に眺めると、まさにシルエットそのもので美しいです。
◾️鵜渡根島(うどねしま)
こちらは伊豆諸島の、鵜渡根島(うどねしま)。伊豆諸島ばかり取り上げているようですが、伊豆諸島の大半は火山島なので、立体感が出ていて、見た目が非常に映えます。
鵜渡根島は無人島であり、フェリーが着くことはなく、ただ海上から眺めるだけです。このシルエット、どこか神秘的な感じを受けないでしょうか?
◾️青ヶ島
こちらは、伊豆諸島最南端、青ヶ島(あおがしま)!
まだ遠くなので、おぼろにしか見えません。
台形に近いですかね。まんじゅうのてっぺんを押しつぶしたような感じ? 不思議な形の島です。
もっと近くで眺めてみると、険しい断崖に囲まれた島であることが分かります。緑のシロップをかけた、かき氷のよう(?)
さらに島に近づいてみました。
一度眺めると決して忘れられないほどの威容を誇っています。海にそびえる山のような感じ。
外から眺めると非常に厳しい地形なのですが、島の中には、豊かな自然が広がっています。そのギャップがまた面白い。
こんな感じです。外側から見ただけでは信じられないほど豊かな亜熱帯の森が広がっています。
青ヶ島は二重カルデラの島であり、島の中にはもう一つ丸山という、小さなカルデラがそびえています。
◾️軍艦島
こちらは、一風変わったシルエットですが、世界遺産にも登録された、有名な軍艦島。海上から眺めると、まさに軍艦そのものです。
近づくと、建物の廃墟が並んでいることが分かります。実に面白い島です。
◾️多景島
こちらは、なんと琵琶湖に浮かぶ島。これもどことなく軍艦のようなシルエットです。多景島(たけしま)という島です。
多景島はもちろん無人島で、そして島全体がお寺に所属しています。ですので、お寺関係のモニュメントが島のあちこちにあります。多景島の名の由来は、見る角度によって景色が微妙に違って見えるので、「景」の「多」い島。つまりシルエットがたくさんあるのです。
確かに違う角度から眺めると、まるで別の島のようです。
◾️日間賀島
こちらもまた違ったタイプのシルエットが楽しい島です。三河湾に浮かぶ、日間賀島(ひまかじま)。
観光に特化しており、日本で最も人口密度の高い島でもあります。そのせいで、旅館や建物がところせましと並び、非常ににぎやかで楽しい外観になっています。
◾️利尻島
最後に、こちらは北海道の利尻島(りしりとう)。利尻富士の別名で知られ、かき氷のようなシルエットです。
一つの島で一つの山そのものであるという地形は、世界的にも珍しいらしく、なかなか見られない外観です。
冬になると、山を雪が覆い(何しろ日本最北端に位置するので)、幻想的な風貌を見せてくれるようです。私は冬に行ったことはないのですが、一度見てみたいですね。
◾️離島のシルエットに注目してみる
今紹介したのは、ごく一部。島旅をされる際には、離島のシルエットにも注目してみてください。これも島の一つの楽しみ方です。