古代遺跡?それとも自然地形?与那国島の海底遺跡をダイビング探検しよう。
こんにちは、ドクターリトーです。今回の記事では、日本最西端の離島・与那国島を代表するスポット、海底遺跡(地形)にダイビングしてきたので、取り上げていきたいと思います。
【与那国島】
《アクセス》石垣空港から飛行機で数十分。または石垣港からフェリーで4時間(週2便)。
《宿泊》民宿多数あり。私は素泊まりの「おじいの宿」に泊まりました。
《食事》スーパー、食堂、居酒屋多数。
◾️与那国島の海底遺跡? それとも海底地形?
与那国島の海底には、それは凄まじく面白いスポットが横たわっているんです。
その名も、「海底遺跡(地形)」。
「海底遺跡(地形)」と敢えて記しているのは、古代文明の遺跡なのか、それともただの自然地形なのか未だに議論が割れているからです。
数十年前に、与那国の海に潜っていたとあるダイバーが発見したのですが、それ以来果たしてどちらなのか結論がまだ出ていないそうです。・・・面白いでしょう? 謎めいていて。
ロマンの観点からいって古代遺跡であってほしいと私は思いますが、最近では自然地形であるという説が有力になっているとか。
海底遺跡は、東西約250メートル、南北約150メートル、高さ約25メートルくらいの規模があり、エジプトのピラミッドに匹敵するほどの規模があるそうです。実に巨大なスポットなんです。
私も与那国島に行って海底遺跡に潜ってきたので、これから紹介していきたいと思いますー。
◾️遺跡の入り口
ここからは実際に潜ってきた海中写真を使いながら、見ていきましょう!!
カメラの質と撮影者の腕が不足しているので、そこまで上手く撮れていないのが申し訳ない限り。勘弁してやってください。
こちらが、城門(ぐすくもん)と言われるスポット。岩が積み重なって、あたかも城の門のような構造になっているからです。
この城門を乗り越えると、お待ちかねの海底遺跡の内部へとたどり着きます。張り切って潜り抜けましょう。
城門は狭いので、一人ずつ列になって通り抜けていきます。
無事に城門を通り抜けました。
すると、次にすぐ見えてくるのがこちらの二枚岩。
直線の亀裂が入った不思議な岩です。
二枚岩は人工物? それとも自然の為せる技でしょうか? あたかも人が手を入れたかのようなまっすぐな亀裂の入り方ですが。
◾️人の手が入ったかのような直角の構造。
二枚岩を越えると、今度は階段状の地形が見えてきます。
かなり規則正く作られているようには見えますが、頂上へと登るために設けられた階段でしょうか?
こちらは見事な直角地形。ほぼ90度です。
気持ち良いくらいに綺麗に直角です。
岩には藻が生えていたり、色が複雑に入り混じっていて、海に沈んだアトランティス的雰囲気を醸しています。
◾️メインテラスへ
こちらが、メインテラス。
写真では伝わりにくいと思いますが、なかなか広い平地が広がっています。何でもテニスコートくらいの広さがあるとか。
古代人はここでテニスでも楽しんだのでしょうか? ・・・そんな訳ないですよね。
メインテラスの先には、通路用に設けられたかのごとき階段地形がありました。
魚が群れていて、実に楽しい光景。空中を飛びながら、神殿を眺めているような気分にもなってきます。
遺跡も興味深いのですが、頭上に広がる浅瀬の海の碧さがたまらなく絶景です。やっぱりダイビングって最高ですね!!
夜光貝も、遺跡には転がっていたり。実に大きい貝です。
夜光貝の内側は、装飾用に使われるほど美しいようです。
このあたりの地形の適当さは、人工物というより、自然地形のような雰囲気が強いです。
実は節理(せつり)という作用によって、岩石が直角に割れることは自然界でも珍しくないとか。
やっぱり自然地形なのでしょうか? ロマンの観点から、ちょっと信じたくはないですが。夢がなくなるので・・・笑
こちらは拝所。
くぼんだ土地なのですが、十字に切れ込みが入っています。とても神秘的な場所。
上を見上げるとこんな感じ。まるで空を飛びながら古代の遺跡を眺めているかのように錯覚してしまいます。
ダイビングならではの感覚。
◾️亀のモニュメント
こちらが、亀のモニュメント。確かに亀の形に見えなくもない? どうでしょうか。
ただの岩なのか? それとも亀の彫刻なのか? まあ亀だったら、もっと綺麗に作りそうなもんですよねー・・・笑
やっぱりただの岩かなー。
与那国島の海底遺跡。
果たして古代文明の名残なのか、それとも自然物なのか是非ご自身でダイビングして確かめてください。
どちらにしても貴重な絶景スポットであることに違いはないと思いますが。