「ジオパーク」飛島で大地の躍動を感じよう!!雪をかぶった鳥海山も見事でした。
こんにちは、ドクターリトーです。今回の記事では、山形県酒田市の飛島(とびしま)について。
【飛島情報】
《アクセス》山形・坂田港からフェリー、または高速船。1日数便
《宿泊》民宿、旅館多数あり
《食事》有名な「トビシマカンゾウ」入りのラーメンが食べられる西村食堂など。
◾️東北日本海側唯一の離島!
http://www.mokkedano.net/spot/161
飛島は、空から眺めるとこんな様子です!
森の深い離島であることが分かります。集落は海岸のそばにわずかに形成されているだけ。そしてあまり高い山などはないです。
面積は2・7平方キロ、人口は約200人。非常に小さな離島であることが分かります。
ちなみにこの飛島は、東北の日本海側唯一の離島です。
東北って、離島が本当に少ないんですよね。東北に限らず、東日本は全体に離島が少ない感じがします。
西日本の方が、瀬戸内海の島々や南西諸島など、島の数は圧倒的に多いです。
◾️ジオパーク指定の珍しい島!飛島
こちらは飛島フェリーターミナル。酒田港にあります。
「認定おめでとう 鳥海山・飛島ジオパーク」という旗が見えますが、飛島は「日本ジオパーク」につい最近登録されたそうです。
ジオパークとは、「地球・大地(ジオ:Geo)」と「公園(パーク:Park)」とを組み合わせた言葉で、「大地の公園」を意味し、地球(ジオ)を学び、丸ごと楽しむことができる場所をいいます。
簡単に言うと興味深く珍しい地形(断層や侵食された崖など)をありありと観察することができるのがジオパークということでしょうか!
そして日本ジオパークに登録されたスポットの中で、特に秀逸なものが「世界ジオパーク」に認定されているようです。
世界まで登録されたらすごいのですが、飛島は日本ジオパーク。それでも十分価値があります。
飛島の観光はジオパークを軸に売り出しているらしく、フェリーターミナルでもジオパーク特集が組まれています。
島の映像なども見られる面白いところなので、飛島に行く前に予習しておきましょう。
◾️盛大なお見送り(!)
こちらが飛島航路のフェリー。酒田港から39キロの海路を往復運行しています。ちなみに一日一便だけ。
フェリーについてはこちらのHPを→http://www.city.sakata.lg.jp/sangyo/kotsu/teikisen/index.html
フェリーが港を出ると、なぜか近くの建物から旗を振って盛大なお見送りをしてもらいました。市の職員の人なのかな?
こんなことは小笠原とか礼文島とか、限られた離島でしかないので、なんか申し訳ない気分になりました。
これも観光政策の一つなんでしょうねー。
◾️海から眺める鳥海山
フェリーがいよいよ外海に出ると、雪をかぶった大きな山が向かい側に見えます。
これは酒田のシンボル、出羽富士とも呼ばれる鳥海山です!
海の上から眺めると鳥海山の全景がよく見え、非常に絶景です。
そして雪をかぶった山というもの自体が、京都暮らしの私にとっては珍しいものでした。とても美しいことこの上なかったです。まさに出羽富士と呼ばれるだけあって、富士山みたい。
デッキでは、飛島について色々と教えてくれる講習会(無料)が開かれています。
飛島航路の昔の船について(木造の船だったとか)も教えてもらいました。
酒田市が、飛島観光に関して非常に力を入れているのが伝わってきます。
◾️舘岩(たていわ)
船は飛島港に到着。港から近いスポットで良かったのが、この舘岩(たていわ)です。
小高い山のようになっている高台で、いかにも北国らしい透明度の高い淡い水色の浅瀬、そして岩壁に張り付いた大量のカモメたちを見渡すことができます。
北の島にやってきたー、という感じがとてもしました。南の島とはまた異なる味わいがあります。
反対の方角に目を向けると、集落が一望できます。
本当に海際の限られた土地にしか建物がありません。というのも、平地がそのあたりしかないのです。
これは津波とか来たら、かなりまずいのではないかと正直思いました。
◾️ついにジオスポットへ!
舘岩を通り過ぎ、島の南側へとやってくると、こんな面白い地形が広がっています。ここからがジオパークの本領発揮か!
なんだか地獄の入り口にでもやってきたかのような、真っ黒な岩場が広がっています。
迫力満点!!
圧倒される真っ黒な岩場。
ちなみに周りには誰もいません。一人でこんな光景の中にいると、どこか異世界にでも迷い込んだかなのような実に寂しい気分になってきます。
不思議なくぐり穴も!
もちろん人工でなく自然が造り出したものです。どうやったらこんな地形が出来上がるのでしょうか。波の浸食作用によるものかも知れません。
亀裂が無数に入った不思議な岩。こういう所も地形的に価値がありそう。
飛島はさすがにジオパークだけあって、珍しい地形がたくさん見受けられます。
飛島の続きの記事。
賽の河原、飛島名物・黄色い花「トビシマカンゾウ」入りラーメンなど!!
→http://ritou-navi.com/2017/06/03/tobishima2/
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