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3年参詣すればあなたもお金持ちに?金華山の黄金山神社で金運開こう。

こんにちは、ドクターリトーです。今回の記事では、東北地方・女川町沖にある離島、「金華山(きんかざん)」について扱いたいと思います。金華山には「黄金山神社」というまさしく金運に効能抜群そうな由緒正しい神社があり、金運スポットして有名な島です。離島に金運スポットなんて意外な感じがしますが、楽しみに読んでくださいね!

 

⬛️金華山とは? そしてアクセス方法

 

まず金華山とは、「山」と名称がついていますが、れっきとした離島であります。まあ離島とは、海に浮かんでいる「山」のようなものなので、見た目は山っぽいから自然な名づけられ方かも知れません。

 


http://blog.livedoor.jp/yamasone/archives/1057447739.htmlnbsp;

 

こちらが金華山を本土側から眺めた様子。

雄壮な見た目で、まさに山というべきですね。しかしそうだとしても、ストレートに「山」と名づけられたとは突飛な名称の島ではあります。

どこにあるかというと、東北地方・宮城県の石巻市の沖合です。石巻市の所属の島。牡鹿半島の沖合にある島です。

アクセスが結構大変で、石巻市の鮎川港女川町の女川港かのどちらかから向かいます。

どちらの航路も船は日曜か祝日くらいしかない(それも1便のみ)なので、そこも大変。

東日本大震災前はもっと運航日が多く便数があったそうですが、震災のダメージの影響で便数が減ってしまいました。そういう意味で、金華山は現在とてもアクセスがしづらい島です。

 

詳しいアクセスはこちらの金華山黄金山神社の公式HPをご参照に。

http://kinkasan.jp/koutuu/

ちなみに金華山は人口のない無人島。しかし神社の関係者の方は島に来るのでいつもゼロという訳ではなりません。観光客も来ますし。

 

⬛️女川町は震災から復興していた!

 

 

私は女川町から島へと向かうアクセス方法を取りました。

その日は金華山を案内付きで観光するツアーが催されており、滞在時間が普段より延びたためです。通常1時間ちょっとしか滞在できないのですが、特別に4、5時間滞在できました。ツアー自体には参加しませんでしたが、その余慶を受けた感じですね。

 

 

女川町は東日本大震災の津波の影響をもろに受けた地域ですが、街並は美しくなって見事に立ち直っていました。こちらはショッピングモールです。

ただとても人工的な街並みになっていて、かつて人の営みがあった頃とは結構違う姿になっているんだろうなあ、というのは伝わってきました。そうするしか仕方がないのですが、震災で押し流されたところに無理やり「町」という箱を作ったような感じかな。

人口も震災以来がくっと減ったようですし、町の未来が心配ではあります。これからまた新しく成長していくことを期待しています。

 

⬛️金華山へ向かう!

 

 

それでは、こちらの船に乗り込み、いよいよ金華山出発です!

金華山にただ足を運ぶというだけでなく、金運を開くということももちろん私の目的の一つでもあります。すごい楽しみになってきました。

 

 

女川港を出航すると、山肌が露出している姿を発見しました。震災の傷跡はいまだ完全には癒えず。

そして海もこの日は結構荒れていました。船長が船の中でトークをしてくれ、「こんなのは震災の日の津波に比べればおもちゃみたいなもの」だそうな。

それは、そうなのでしょうね。数十メートルの津波が町を襲ったわけですから。

この船は震災当時は漁船として活躍しており、当日の津波を乗り越えた強者だそうです。

 

 

数十分の航海を経て、金華山が近づいてきました!地肌が痛々しく露出しています。金華山も震災の影響を相当強く受けたことが伝わりますね。

後ほど島で出会った老人の話によると、「震災当日は、一時金華山と本土とをつなぐ海が消えて、地続きになった(!)」そうです。その後あの壮絶な津波が突如襲ってきたそう。

非常に不気味な証言です。その場で見てみたらどんな感じだったのかな。一度海の水が引いていった様子、想像を越えていそうです。

震災後は、震災前よりも金華山を訪れる人は減ったそうです。バブルの最盛期はお土産屋も何軒かあったそうですが、その面影も今はなし。そういう意味でも、「行って応援」も良いかも知れませんね。

 

⬛️黄金山神社まで登山

 

 

船が金華山に到着しました。

これから金運アップの黄金山神社へといよいよ向かう訳ですが、神社は海沿いにある訳ではなく山の山腹にあるので歩いて向かわねばなりません。

山肌の木々がまばらで、ここまで津波が到達したことがはっきりと見て取れます。

 

 

この登山道をはるか登った先が黄金山神社。想像以上に遠いので、歩きやすい靴をおすすめします。もしくは途中までバスも出ているので、それを利用するのも良いかと思います。

 

 

途中鹿に多数遭遇。金華山には鹿が多数生息しているよう。数百頭は生息しているのだとか。

野生ですが、島では鹿は神の使い(神鹿)とみなされているので、ちょっかいなど出さず大事に見守るようにしましょう。黄金山神社の使いですからね。

この島の鹿は食糧事情が悪いので、角がすかすかで通常の鹿のものより遥かに軽いそうです。待合所で持ち比べができるようになっているので、試してみてください。「角切り行事祭」という角を切るイベントも行われているようです。

 

⬛️黄金山神社

 

 

ついに黄金山神社の本殿下に到着です。黄金山神社というだけあって、黄金色を基調とした装いがいかにも金運に効きそうです。

 

 

本殿の鈴がついた手綱(あれなんていうんだろう?)には、5円玉など貨幣がたくさんくくりつけられていました。金運神社にとても似合っています。サービス精神満点で素晴らしいです。

 

 

少し離れたところにある弁財天には「銭洗所」というスポットも設けられていました。

ここで貨幣を洗って、不浄を落とすことで御利益を得られるというコンセプトだそうです。

 

 

こうやってざるにお金を入れて、洗います。

もちろん実際に洗ってみましたよ。水はとても冷たく、色んな意味で汚れが落ちていくような感じがしました。

これで金運上昇も確定か。

黄金山神社は「3年連続で参詣すると一生お金に困らなくなる」と言われているほど、金運上昇に御利益のある神社です。

それくらいですので、アクセス難易度が高いことを考えても十分に訪れる価値はあると思います。三回で一生困らなくなるなら、一回でも相当大きな御利益があることでしょう。

驚くべきことに創建は750年(奈良時代)なので、ものすごく歴史のある神社です。東大寺の大仏を作るための金が産出された場所とか。

近世江戸時代では、伊達家の崇敬を受けて、大切に扱われていたそうです。黄金山神社、ただものではありません。

 

⬛️金華山・山頂まで登山してみる

 

普通は山頂まで登山する時間はないのですが、前述の通り滞在時間を多く取れたので金華山の山頂まで登ってみることにしました。

 

 

こちらは山頂近くの光景。遠くに太平洋が見渡せます。この先には島もなく、大洋が広がっているばかり。

気持ちいですねー。ここまで登ってきたというちょっとした達成感も覚えます。

 

 

こちらが頂上です。海抜444メートルなので、相当標高の高い離島です。さすがは金華「山」。

 

 

こちらは頂上に鎮座している「頂上奥の院 大海祇神社」です。

大漁豊漁の守護神として、漁民の信仰が厚い神社だそうです。

瀬戸内海に「大山祇神社」という神社がありますが、それと似た名前で面白いなと思いました。「山」と「海」で一字違いですが。金華山が「山」であるので、それを補うかのようなネーミングにも感じられます。

 

 

山頂からは、遥かに大きな船が。あっ、あれは・・・長距離フェリーの「さんふらわあ」ではないですか!北海道苫小牧と茨城県大洗を繋いでいる。

画質が悪くて申し訳ないのですが、船体横に太陽のイラストが描かれているので間違いなくさんふらわあです。

名古屋と北海道の苫小牧を繋いでいる太平洋フェリーの船に違いありません。乗ったことがないですが、こんなところが航路だったんですね。想像もしていなかったものがたまたま見られて感動しました。沖合を通っているところを見かけるとか、タイミング良すぎです。

以上、黄金山神社の紹介でした。とても面白く一風変わった島ですので、是非とも訪れてみてくださいね。

 

離島ナビ

http://ritou-navi.com

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