九州の島,  歴史上の人物

遣唐使が旅立った最後の日本、三井楽。福江島・「遣唐使ふるさと館」に行こう!

こんにちは、ドクターリトーです。今回の記事では、福江島の遣唐使ふるさと館や、日本一美しいとされる高浜ビーチについて取り上げたいと思います。

【福江島情報】

《アクセス》長崎空港、福岡空港から飛行機。または長崎港からフェリー、ジェットフォイル。博多港から「フェリー太古」。アクセス方法は非常に豊富です。

《宿泊》民宿、旅館、ホテル。多数あり

 

◾️遣唐使ふるさと館

 

 

こちらは、遣唐使ふるさと館という施設。福江島の三井楽(みいらく)という地域にあります。福江島の北西に位置しています。

福江島を始め五島列島は、現在では特にキリスト教に縁の深い島々として有名ですが、さらに遥か昔、遣唐使(けんとうし)の島として有名でした。

 

遣唐使とは、中国の唐の国の先進の文化や文明を取り入れるために平安時代に派遣された使節団のことです。

 

福江島は五島列島の中では一番西に位置していて、沖縄を除く日本本土の中では一番西に位置しています。だから京を出て瀬戸内海を渡った遣唐使の船が最後に立ち寄るのが福江島だったのです。三井楽(みいらく)というところが船が停泊した港でした。一風変わった地名ですね。

 

 

遣唐使というと、唐まで行くくらいですからエリートというか選ばれし者という感じですが、上のような技術的に未発達の船で東シナ海という広い海を渡るので、無事にたどり着く保証は全くありませんでした。

 

というか、沈没した船が多かったようです。沈没率なんと三割程度に及んだというから、衝撃の死亡率です! エリートな上に勇者でもあったのが、平安期の遣唐使たちでした。

 

 

この屏風は、三井楽における遣唐使たちの有様を想像したものだそう。

日本最後の寄港地なので、物資を積み込んだり、島の人々と交流もしている姿が描かれています。

 

「ふるさと館」では、遣唐使の船が唐にたどり着くまでを描いた人形劇も上映されるので、是非みてください!

船が途中嵐に襲われて遭難するあたりは、実に迫力があって非常に面白かったです。

 

 

ふるさと館の位置は、こんなところ。本当に日本の西端近くです。中国大陸への窓口になるのも納得しました。

 

◾️日本一?高浜ビーチ

 

 

三井楽からもう少し西へと向かうと、日本一美しいと言われている「高浜ビーチ」にたどり着きます!

高台からはエメラルドの浅瀬が広がってるところが見渡せ、非常に絶景です。

 

私としては、波照間島のニシ浜の方が美しいかなと思いましたが、本土の日本一という意味では確かにそうかも知れないとも思いました。 こちらが波照間のニシ浜の記事です→http://ritou-navi.com/2016/07/10/haterumablue/

 

 

山あいに遠浅の海が続いています。

 

季節がまだ初夏だったので海水浴というわけには行きませんでしたが、夏に訪れて泳いでみたらとても良いだろうなと思いました。

 

福江島は面積の大きな離島でもあり、そして歴史も深いです。それゆえにこの他にも非常に見どころが多いです。

 

全てを回りきることは私もできませんでした。実際に是非福江島を訪れてみてください!

 

離島ナビ

http://ritou-navi.com

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