ここはギリシャ!?生口島の耕三寺と「未来心の丘」を探検しよう!!
こんにちは、ドクターリトーです。今回の記事では、瀬戸内海のしまなみ海道が通る離島の一つ、生口島(いくちじま)について扱いたいと思います。中でも大理石で造られたギリシア風味の「未来心の丘」は必見!!柑橘類でも有名なので、見所たっぷりの面白い島ですよ!!
【生口島情報】
《アクセス》広島駅から三原駅へ。三原港に移動→高速船が1日20便ほど。今治側からも、しまなみ海道を通じてアクセスできます。橋で架橋されているので、アクセスは容易い島。
《宿泊》旅館、民宿多数。
◾️多々羅大橋
大三島側から多々羅大橋を超えると、生口島にいよいよ到達します。
多々羅大橋は、橋を吊る背の高い構造物が特徴的でとても美しい橋。渡る時はテンションがあがってきます。
海面からかなり高いところにあるので、橋を渡る時はまるで空中散歩でもしているかのよう。
橋から眺める生口島は高い山もそびえていて、とても絶景です。
◾️柑橘類の無人販売
生口島と言えば、柑橘類の島として有名です!!
橋を渡って島へと侵入するやいなや、一面レモン畑が待ち構えているのです。
島内にはあちこちに、柑橘類の無人販売所もあります。
ネーブル、せとか、はるみ、はるかなど種類も様々。大玉で美味しそう。ここは是非買ってしまいましょう。
私ははるみを買って食べてみました! みずみずしいこと、この上ない。是非無人販売所、利用してみましょう。
無人ですが、くれぐれもお金はきちんと投入してください・・・笑
◾️艶やかなお寺、耕三寺(こうさんじ)
生口島の北西部には、こんな艶やかなお寺があります。有名ですが、その名は耕三寺(こうさんじ)!
ちなみに入場料は、ちと高めでした。
この耕三寺の特徴といえば、なんといっても装飾が艶やかなこと!!
こちらは五重塔ですが、京都の地味な五重塔とは対照的に超絶カラフルです。
私は京都住まいなので、とかく京都のお寺と比較してしまうのですが、この色彩加減、まるで作られたばかりの平城京の建物のように鮮やかでした!
唐三彩ってやつでしょうか。中国風の艶やかさが満ち満ちています。
春先だったので、桜の花も満開で良い漢字でした。実はこのお寺、えらいお坊さんが自分の母親を偲んで建てたそうです。
これだけ立派な寺を建造してしまうとは、かなりのマザコンだったのかなあ。
◾️未来心(みらいしん)の丘
バーンと目の前に現れたのは、なんと真っ白な純白の大理石の丘!!
ここは本当に日本!?
まるでギリシャのパルテノン神殿か、ファンタジーの世界を思わせますが、これはなんと耕三寺の隣にあるスポットなのです。 「未来心の丘」と言います。
この未来心の丘は生口島のスポットの中でも、ひたすら異彩を放っていました。
これは入り口近くの道ですが、まさに神殿へと続く聖なる道のような雰囲気。
こんな浮世離れした土地が日本に現実にあるんです。信じられますか!?
地中海沿岸に広がる街並みのような風景。
広さはなんと5000平方キロもあります。
これだけの量の大理石をどこからもってきたのかというと、ヨーロッパのイタリアからコンテナではるばる運んできたそうな。
一体どれだけ建造費がかかったのだろうかと、恐ろしくなってきます。
こちらは、未来心の丘のクライマックス・スポット?
丘の中でも、一番高いところに位置しています。
耕三寺の入場券を買うと、同じ券でこの未来心の丘も入ることができるのでお得です。大人1400円なので少々値が張りますが、その価値は十分あると思いますよー。
ちなみに、未来心の丘は杭谷一東(くえたにいっとう)という人の製作だそうです。ヘンテコな名前に思えますが、ペンネームでしょうかね。
しかし少し遠くへと目をやって周囲の景色を眺めると、やはりここは日本、生口島でした。桜の木に造船所、瓦の家など。
未来心の丘は、瀬戸内海の生口島に突如そこだけ出現したギリシャの世界な感じがして、面白いです。
是非訪れてみてくださいませ。つくづく興味深いスポットです。
◾️大三島の民宿、紺玉
この日は生口島を見て回った後、大三島に戻って紺玉という民宿に泊まらせもらいました。
食事が豪華過ぎたので写真だけ紹介しておきます。瀬戸の海の幸がぎっしり。ご主人が腕をふるって作っていただきました。
この日は宿泊者が私しかいなかったので、近くの町営温泉まで車で連れて行ってもらいました。瀬戸内海が一望できて、絶景温泉でした。「マーレ・グラッシア大三島」というところです。紺玉、是非泊まってみてください。
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