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グルメ、ソフトクリームのように甘いさつまいも、安納芋:種子島

こんにちは、ドクターリトーです。本当に毎日暑いですね!今回も種子島について書いてみたいと思います。今回は、この離島の特産品、グルメある安納芋(あんのういも)についてです。

【種子島情報】

《アクセス》鹿児島空港から飛行機。鹿児島港からジェトフォイル、フェリーなど。

《宿泊》民宿、ホテルなど多数あり

《食事》北部(西之表)に多数食事施設あり。人口の多い離島なので。

◾️種子島特産、安納芋

 

安納芋はさつまいもの一種ですが、一般的に出回っているさつまいもとはだいぶ違います。最近スーパーマーケットにも出回るようになっているのですが、ご存知でしょうか? あまり流通量は多くはないのですが。

 

 

あんのう

 

こんな芋です。夏真っ盛りに、焼き芋の写真を上げてしまって申し訳ありません。しかし、暑い時に食べても十分に楽しめる。それほどに美味しいのが安納芋なのです。何だかスーパーの売り込みのようになってきましたが。

 

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こちらが、安納芋。ぱっと見た感じだと普通のさつまいもよりも、丸みがあるでしょうか。膨らんでいるというか。普通のさつまいもは、もっと細長いイメージですよね。

 

◾️まるでソフトクリームのように甘い芋

 

さて安納芋の説明をします。この安納芋の素晴らしいところは、何と言っても抜群の糖度の高さです。

 

糖度というのは、度数で測られるもので、度数が高ければ高いほど、食べた時に強い甘みを感じます。りんごの糖度はだいたい出回っているもので10度〜15度くらい、完熟マンゴーだと糖度は20度です。

 

そして安納芋だと、焼き芋にした場合、なんと糖度が40度まで上がると言われています(さつまいもは全般的に、焼いた方が糖度が上がります)。

 

実際に召し上がっていただければよく分かると思うのですが、ねっとりとした甘みが口の中に広がり、もはやさつまいもを食べているというより、スイートポテトかソフトクリームを食べている状態に近いです。

 

実はこの安納芋、日本に入ってきたのはだいぶ遅いです。

 

◾️もともとは東南アジア産だった?

 

なんと、日本で栽培が開始されたのは戦後です。道理でまだまだ知名度が低いわけですね。

 

太平洋戦争で東南アジアに出征された兵隊さんが、日本に現地のさつまいもの苗を持ち帰られ、それを種子島で育て始めたのが、安納芋の始まりとされています。種子島の安納地区というところで栽培が開始されたので「安納芋」という名前になりました。安納が原産地ではないのですね。まぎらわしいですが。

 

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種子島で通りかかった畑です。おそらく安納芋の畑であると思われます。

 

この芋には幾度も品種改良が重ねられ、やがて今の安納芋になりました。そしていつしか、種子島を代表する特産品の一つになったという訳です。

 

◾️種子島では普通に販売されている

 

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種子島ではこのように無人販売もされていました。

収穫量が少ないことも手伝って、本土ではスーパーにもいつも置いてあるという訳ではなく、手に入れるのに苦労をしたりもする珍しい農産物ですが、種子島では手軽に手に入るようです。

 

もちろん種子島まで島旅をして、買っていただくのが一番いいと思うのですが、実はネットでも販売していたりします。

 

以下のホームページで安納芋について取り扱っているようなので、よろしかったら少々のぞかれて、買ってみて食べてみてください。
http://annou.tanegashima.cc

 

「百聞は一食に過ぎず」です。

 

本当にスーパーの宣伝みたいになってしまいましたね。実は私は、かつてスーパーマーケットの青果で働いていたことがあります。それはまた別の話ですが。

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