水滴の形の建物?水がテーマの珍しい美術館「豊島美術館」
こんにちは! ドクターリトーです。暑い毎日が続いていますが、元気にしていらっしゃいますかね? 汗をかく量もすごいと思うので、水分補給を小まめにしてくださいませ。
水は飲み過ぎだと思うくらいが実はちょうど良いらしいです・・・笑 今の夏真っ盛りだと1日あたり、3リットル〜6リットルくらいが適量だとか。美容と健康とダイエットにも、水は万能のようです。
さて、今回は水をテーマにした美術館について扱いたいと思います。その名も「豊島(てしま)美術館」。
◾️豊島美術館
名前の通り、豊島にある美術館です。
前回の記事で紹介した直島のちょうど東の方角にある島です。所属は香川県です。
http://copenc.exblog.jp/tags/直島/
この地図で深緑色に塗られている、ひし形に近い島が豊島です。
豊島美術館が開館したのは、2010年秋です。そう昔のことではありません。豊島の東の側、唐櫃(からと)地区の小高い丘に建てられました。
◾️水をイメージした美術館の外装
外から眺めると、こんな建物です。全体が白色でひらべったい、不思議な建物です。
見た感じ、全然美術館っぽくありません・・・笑
実はこの美術館の建物は、水・・・水滴をイメージして造られています!! だからこんな変な形なんです。
http://www.flickriver.com/photos/kenlee2010/5200851208/
ロードオブザリングで、ホビットが住んでそうですね。なんだかそんなことを想像してしまいます。
この美術館、私は鑑賞してみて、相当な衝撃を受けました。
そんな手があるんだ!?・・・という感じです。それくらい斬新で、今までに体験したことのない珍しい美術館でした。
◾️水が噴き出してくる?
http://matome.naver.jp/odai/2141363571371249801
中に入るとこんな感じです。
床も壁も、全体が白いコンクリートから成る非常にシンプルなもので、そして天井に大きな穴がぽっかりと口を開けています。そして天井から青空が伺えます。
それ以外は、非常に静寂な空間が広がっていて、中で声を出してみると少し反響します。狭いトンネルの中を歩いている時と似ているかな。
ふと気がつくと、足元を水たまりが!!
http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/knp/column/20101022/543923/
こういった様子で、広い美術館の床に、水たまりがあちこちに何故か出現しているのですよ。
◾️水滴が床の上でくっついたり、動き回る
小さいものもあるし、大きなものまで、形も様々です。
そしてある程度大きくなった水たまりは、急に一部が細長く伸び出し、どこかへと伝っていくのです。その様子はまるで生き物のようでした。
そうやって水たまり同士がくっついたり離れたりして、美術館の床をうろちょろします。
本当に水に心があって、どこかへといきたがってるような。水が何か意思をもって動いている。
そんな印象を受けます。
http://www.benesse-artsite.jp/teshima-artmuseum/portfolio.html
◾️まるで生き物のような水滴たち
ふと気がつくと、今度は足元には小さな水の粒が! これは先ほどまでなかった新しいものです。
実は床には小さな穴が空いていて、そこから水が噴き出してくる仕様になっているようです。見ていると、どんどん水のつぶは大きくなっていき、そしてやがて小さな水たまりになります。
そして成長して、再びどこかへとするすると伸びていき・・・・といった感じのプロセスが、無限に床の上で繰り広げられていきます。
水は人間と同じように生きている!! そんなことを感じました。
聞いたところだと、この美術館の床に、防水剤のようなものが塗ってあって、水を弾くらしいのですね。
それが原因で、こういう風に水が生き物のような不思議な動きをするらしいです。
この美術館の素晴らしさ、言葉ではとても正確に伝わらないので、是非一度足を運んでみてくださいませ!
http://www.benesse-artsite.jp/teshima-artmuseum/
(ベネッセアートサイト、豊島美術館の公式サイトです)
◾️パフェのいちご屋も行ってみてほしい
それと、豊島といったら、もう一つご紹介しておきたいものがあります。
美術館のある島の東側の唐櫃(からと)とは反対、 島の西側の家浦地区というところにあるのですが、「いちご屋」といういちごを使ったスイーツを食べられるお店です。
このいちごは、もちろん豊島産です!
見てください! こんなにいちごをふんだんに使ったパフェが作られるんです。これは贅沢過ぎます。
こちらはソフトクリーム。端っこに乗っかっているいちごが、可愛いですね。
美術館で水を堪能した後は、家浦へと移動して、船が来るのを待つ間、いちご屋でいちごスイーツを堪能する(いちご屋は、家浦港のすぐそばにあります)。
そういうのがいいですね。僕はいちご屋に行ってから3年ほど経つのですが、それでも印象に残っているくらいなのでよっぽど美味しかったようです。
いちご屋のページ
さあ、島旅に出よう!!
→ritou-navi.com(離島ナビ)