「漢委奴国王印」金印の島、志賀島!!海の守護神・志賀海神社もあります。
こんにちは、ドクターリトーです!!
今回の記事では、福岡県の志賀島(しかのしま)について、取り上げたいと思います。
◾️志賀島
まず、志賀島は・・・島ではありますが、離島ではありません!
「海の中道」という場所で、本土(福岡県)と連結しているからです。
◾️海の中道
一番奥に見えるのが、志賀島です。
途中までは太い半島で、そしてその先は細い道で、志賀島と本土はつながっています。
これを「海の中道」と呼びます。
そして海の中道は、福岡市外へと連なっています。志賀島は、九州一の大都会、博多ととても近い位置にあるのですね。
しかし、本土と繋がっていると思えないほどに、志賀島には秘境感が漂っています!
それは、この島が神聖な空気に包まれているからでしょう。
◾️志賀島で野宿して一夜を明かす
ここは私にとっても思い出の島で、なぜならここで野宿をして一夜を明かしたからなのですね。
公民館の下で寝袋を敷いて寝ました。この時は、他に友人二人がいましたが。
やはり島を日帰りするのと、一泊するのとでは、島に対する思い入れが違ってきます。そういうものです。
朝の光輝く海!! この光景は、感動を誘うものがあります。絶景です。
◾️志賀海神社
ここが、この島の最大のスポット、志賀海神社です。海の守護神、綿津見(わたつみ)の神を祀っています。
綿津見、と一言にいっても、お三方いらっしゃいます。
仲綿津見神(なかつわたつみのかみ)と、底綿津見神(そこつわたつみのかみ)と、表綿津見神(うわつわたつみのかみ)。
日本の神話上は、もともと大綿津見神(おおわたつみのかみ)という一人の神がいらっしゃったのですが、それとは別にイザナギが黄泉から帰った時に、上の三神は別に誕生したようです。
神話は複雑でよく分からない話も多いのですが、とにかく綿津見の神は三人いらっしゃるということで・・・笑
◾️秘境感漂う海辺
荒々しい浅瀬の海です。
この景色を眺めていると、この島が古来、神聖な島とされてきた理由も分かる気がします。
荘厳な雰囲気、そしてなんとも言えない秘境感が、志賀島には漂っているのですね。
朝鮮半島に船で向かう出発点としても、志賀島は重要な土地でした。だから、綿津見神が据えられたという訳です。
◾️金印公園
もう一つ、志賀島に歴史を感じるスポットは、この金印公園(きんいんこうえん)。
歴史の勉強でも確か習ったと記憶しているのですが、この志賀島は、漢委奴国王印(かんのわのなこくおうのいん)
が出土した土地です。
大陸の漢の国から、奴国の国王がいただいたありがたい金印です。この金印があれば、奴国王は漢の後ろ盾を得て、自国を統治する正当性を得られたのですね。
しかしなぜ志賀島から金印が出土したか、全く不可解であるそうです。
しかし、古来から神聖な土地であった志賀島から、価値の高い金印が出土する。
とても古代ロマンあふれる話のように感じられます。
◾️博多まで行ったら、志賀島にも足を伸ばしてみては?
博多を観光した際には、是非志賀島まで足を伸ばしてみてください!!
歴史の深さを感じる、風流な島です。「海の中道」をドライブするのも、気持ちよいですよ!!
志賀海神社に詣れば、船に乗って海路を使う島旅においても、守護していただけそうです!!