あのDASH島が見える?米国のナショナルジオグラフィックで特集された二神島へ!
こんにちは、ドクターリトーです。今回の記事では、忽那諸島の中のいぶし銀の離島、二神島(ふたがみしま)について特集したいと思います。
二神島は、かつて米国の「ナショナルジオグラフィック」で日本の伝統が残る島として特集されたことすらある、きらりと光る離島です。是非とも楽しみに読んでみてください。
◾️二神島へ上陸
こちらが、港近くにある二神島の地図。
あまり大きな離島ではありませんが、東西に細長い特徴的な形状をしています。
上陸して歩いているうちに見えてきたのは、空海の像(?)が佇むお寺。
そしておびただしい数の蛸壺など。二神島は、1972年(大昔!)の米国「ナショナルグラフィック」誌にて、「日本古来の伝統が息づく島」として大きく取り上げられたことがあるそうです。
その頃からもう40年以上が経過しているので、二神島の有様はかなり変わっていることと思いますが、まだその頃の気配を残しているのかも知れません。忽那諸島の中でも僻地にある島なので、生活の近代化がかなり遅れ、また漁業オンリーの島だったそうです。アメリカ人には、特に珍しいものに映ったのでしょう。
海岸線も非常に美麗です。忽那諸島の多島海が見渡せます。
そして島にはやはり柑橘類の果樹が! さすがは忽那諸島だけあって、みかんを見かけないということがありません。見飽きるくらい、たくさんあります。
◾️DASH島を見られる二神島!
ところで、こちらの離島をテレビでご覧になったことはおありでしょうか? 無人島ぽいですが、線路が敷かれています。
TOKIOの「鉄腕ダッシュ」でおなじみのDASH島です! 実はDASH島は、本当の名前は「由利島」といい、二神島のすぐ近くにあるので、明瞭に眺めることができます。
ちなみに、ここがDASH島の位置。画像使わせていただいて、申し訳ありません。ちょうど忽那諸島の南端に位置しています。
こちらが、二神島から臨むDASH島こと、由利島。真ん中が細くなっていて、まるで二つの離島が繋がっているかのようです。
島の海岸に降りてみると、さらによく見えるようになります。
砂浜には、謎のみかんたちが転がっている異様な光景が広がっていました。不良品なのかなー。
こちらは、島の人に聞いたところ、竹の一種だそうです。サトウキビかと思い尋ねてみましたが、違いました。早とちり。
ちなみに現在の二神島の人口は、約70人程度らしいです。人口減少がとても進んでいるようで、少々寂しい。ただ年の瀬だということもあり、一時的に人口は増えているようです。
◾️伝統が残る、集落風景を巡る。
しかし二神島の伝統香る光景は、未だにうまく保存されているようでした。こちらの神社なんて、神々しいじゃないですか!!
狭い路地はいかにも離島感を醸しています。
高台から眺める集落風景も素敵。ちょっとした畑があって、狭い土地に密集した家々が並ぶ。この風景が、離島の景色の醍醐味かも知れません。大好きです。
謎の移動マシン。離島では三輪車など、不思議な乗り物をよく見かけます。その理由には、自動車が少ないことも影響しているようです。
立ち並ぶ地蔵たち。これこそ、日本の伝統的な風景かな?
港風景。手前の堤防は昔のものだそうです。奥の堤防とは、石の積み方が違います。
水面に晴れた空や雲が写り込んでいるのが、美しい。
二神島に行ってみたくなったでしょう?
是非とも行ってみてください。松山の高浜港からフェリーで向かいます。
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