種子島にJAXAの宇宙センターがある理由:種子島
こんにちは、ドクターリトーです。
今回は、本土の鹿児島から少し南に位置する、種子島について書いてみたいと思います。
【種子島情報】
《アクセス》鹿児島空港から飛行機。鹿児島港からジェトフォイル、フェリーなど。
《宿泊》民宿、ホテルなど多数あり
《食事》北部(西之表)に多数食事施設あり。人口の多い離島なので。
◾️ロケットの島
種子島といったら・・・何を思い浮かべますか?
漫画の「宇宙兄弟」も人気が出たりしたので、JAXAの「種子島宇宙センター」を思い浮かべられる人も多いと思います。
日本のロケットといえば、だいたいこの種子島から打ち上げられるのですね。
なぜ種子島という、南の離島からロケット打ち上げ場所として選ばれたかご存知でしょうか?
それは、打ち上げ場所が南にあればあるほど、地球の自転の遠心力を利用することで省エネルギーで打ち上げることができるからです。
地球の自転する方向に合わせて打ち上げることで、地球の助けも借りつつ、楽にロケットを打ち上げることができるのですね。
◾️昔は最南端に近かった種子島
それでは、なぜ宇宙センターはさらに南にある沖縄に設置されなかったのか?
それは宇宙センターができたのは、1969年、沖縄が日本に返還される以前だったからです。
沖縄が日本に返還されたのは1972年でしたから。沖縄は当時まで日本ではなくアメリカ領でした。
そういう訳でそれまでは、鹿児島県の奄美地方の端に位置する与論島(よろんとう)が日本の南端だったのですね。
その奄美地方もアメリカに支配されていたこともあったのですが・・・、そのことについてはいずれまたどこかで触れると思います。
そういう訳で、種子島に宇宙センターができたのは運が良かった面もあるようでした。
◾️宇宙センター見学ツアー
私、ドクターリトーは種子島に行った際、宇宙センター見学ツアーに行って参りました!
ちなみに、このツアー、無料です。JAXAなりの、税金で宇宙開発をしていることに対する、国民に対する心遣いなのかも知れません。
↓宇宙センターのページ、こちらから予約ができます。
http://fanfun.jaxa.jp/visit/tanegashima/tour_j.html
◾️世界一美しいロケット発射場
世界一美しいと言われているロケットの発射場です。遠くの方に赤白の鉄塔が見えますでしょうか?
鉄塔のあたりからロケットを打ち上げるようです。
確かに青い海と白い砂浜、そして種子島の鮮やかな緑の森!!確かにこの離島の景色は、それだけで美麗と言わざるを得ません。
またアメリカや中国といった広大な国の発射場は、だいたい砂漠の真ん中など自然の厳しい所にあるらしいので、種子島の発射場は一際輝いて見えるでしょう。
◾️打ち上げ予定だったロケット現物
ちなみに見学ツアーでは、実際に打ち上げる予定だったロケットも近くで見ることもでき、触ることもできます!
このロケットは打ち上げる予定だったらしいのですが、急遽取り止めになって観光者向けに保存されることになったらしいです。
ロケットの表面は個人的にはツルツルなイメージだったんですが、実際のロケットの表面は、打ち上げ時にロケットを冷やすための断熱材で覆われていて、非常にザラザラとしているのです。
とても意外でした。
そして写真ではロケットの表面は赤茶色になっていますが、これはもともと白色だったらしいです。
なんでも断熱材は紫外線を浴びるとたった数ヶ月で変色していくのだとか。
◾️打ち上げ管制室
ロケット打ち上げの管制室も見学することができます。
こんな感じです。
近未来な感じがして、かっこいいです!
この写真では見学時なので管制室の中に誰もいませんが、打ち上げの時は多くの人で溢れかえるのでしょう。
そして管制室の中は打ち上げが果たして成功するか、緊張感で満ちているに違いありません。
◾️種子島では是非宇宙センターに行ってみよう!
種子島に島旅をされる際には、是非宇宙センターに足を運んでみてください。
一つだけ注意点がありまして、船で行く場合は、種子島の北端の西之表の港に着くのですが、宇宙センターは島の南端にあります。
何しろ大きく、そして南北に細長い離島なので、50キロ程度の距離が港からあると思います。
レンタカーの予約を事前にされて、そして時間を十分に余裕を見てスケジュールを組んでいただけると良いかと思います。
種子島の特産品、ソフトクリームのような安納芋について。是非読んでいってください!!
→http://ritou-navi.com/?p=234
さあ、島旅に出ましょう!!
離島ナビ→ritou-navi.com